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中勢以とは

2012.7.2

 

「食(肉)文化のリポジショニング(Repositioning)」

私たち中勢以(ナカセイ)は、熟成肉を通じて、食文化の再配置(Repositioning、リポジショニング)ができれば、と考えている。リポジショニングとは、モノやコトを正常な位置に戻すこと、と言い換えることができだろう。つまり、私たちは「人」と「食」の距離感を適切にとる、間合いをとる、ということに挑戦してみたい。

今日の食文化は実に多種多様、豊かともいえれば、混沌なのかもしれない。ファーストフードやジャンクフード、デパートのお総菜コーナー、コンビニエンスストアのお弁当、自動販売機、ドライブスルー、インスタント食品、レトルト食品、お取り寄せグルメ、カフェ、レストラン、ビストロ、居酒屋、お一人様、等々。そこである視点から見たときに、気になることがある。それは現代の「人」と「食」の距離。近すぎたり、遠すぎたり、それを地図にプロットしていったとしたら、これら食に関する情報やスタイルは点でバラバラ。時としてそれは、偏食や過食といったアンバランスで不都合なことになりかねない。「人」と「食」の適正な距離感もあったものではない。

日々、当たり前のように口にする食生活、そして食文化。健康に直結し、ひいてはその人の人生に影響するテーマであるにもかかわらず、人によっては、無関心や無頓着ゆえに偏りが生じて健康を損ねたり、あるいは得体の知れない安全を過信して食の事故を引き起こしてしまったり。また慌ただしいグローバルな社会や経済に翻弄される現代。元来、四季と共に生きてきた日本人の細やかで情緒豊かな感性に基づく食文化が疎かになっているような気がする。

話を元に戻して、2012年。飽食の時代といわれて久しい現代、多様なライフスタイルと共に食に対する価値観も様々。1個100円ハンバーガーの喜ばれる時代があれば、1個1,000円を超えるハンバーガーに行列ができる時代もある。ものの見方がダイナミックに変化している。また地産地消、地域経済と共に豊かな食文化を継承しようというイタリアから世界に広まったスローフード運動の流れ。

この流れこそ、まさに「人」と「食」の距離感が見直されつつあるのではないか。

量的豊かさに続く質的豊かさ、そして本質的豊かさへ。

その先にはどんなフロンティア(未開の地)があるのだろう?

毎日がダイナミックに変化する今日、改めて心に留めたいことがある。それは、正しい「食」の知識であり、「食」の定義。また求められるのは、日本の時代の流れと共に変化し続ける膨大な「食」に関する技術や知識の再配置。食材の生い立ちから、食材が持つ本来の味や質、その可能性に目を向けてみたいものだ。アプローチはバラエティに富む。無農薬で人の手のかかった有機野菜や、いつもより少し上等な食材を手に入れることかもしれない。しかしここで大事なことのひとつは、距離感を適切にとる、ということ。肉や魚、野菜、食材の放つ無限の可能性の一部を切り出し、安全に楽しく美味しく味わう、というものの見方。それは、言い換えると100あることのうち10を語ることが、残りの80を語ることがあるのではないか?ミクロはマクロに、マクロはミクロに。

最後に繰り返しとなるが、私たち中勢以(ナカセイ)は、「熟成肉」を通じて、食(肉)文化の再配置(Repositioning)のための情報を発信していきたい。日本、さらには世界に向けて、情緒ある日本の食文化を、我々が引き継ぎ育んできた日本の美徳や感性、美的感覚を、現代の食文化の上に再構築しようとしている。奥深い先人の知恵を切り出して再配置(Repositioning)することにより、味わい深い恵みである「食」の美しさ、驚き、楽しさ、安全、感動、感謝、そして愛情をお贈りしたい。

 

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